交差点で君が立っていても
もう今は見つけられないかもしれない
そう歌ったのは15年かそれくらい前のaikoです。
んー切ないですね。
様々な人が行き交う交差点。
見ようと思ったらかわいいねーちゃんだろうが酔っ払いのおっさんだろうが誰でもチラチラ見れるわけです。
そんなところに立つ君、つまりこれ思い人ですがそれが見つけられない、と。
それほどに深くはやい流れに引き裂かれたあなたとわたしの話なのでしょう。
で。はい。
飲み屋とは交差点のようだといきなり思いこんな唐突なフリをしたわけですね、僕は。柄にもなく。
aikoファンだった、なんて話したことないしね。
(や、ガチ目にファンだったんですけどね。中学生の頃。)
交差点ていいですね。
あれ程わかりやすく様々な人の運命が交錯するところはありませんね。たぶん。
はー。
つくづく婉曲的比喩的な文章を書くのに向いてないと自分に嫌気が差しまくってますので直接的にいこう。はー。
老若男女(R20)があれほど無防備に己を晒す場はないね。
若者がちゃぶ台ひっくり返したり、おっちゃんの説教がカミソリの如く場を引き裂いたり、おばちゃんがひとり柔和な顔でアサヒビールすすってたり、まーない!
酔のせいで人々の言葉が響きやすいのもいい点だね。
みんなみつをになれるよ。
僕はささやかながら、その傍観者になりたいと思った。
酒を飲みながらそういうダイナミズム、及びそれを更新するような新たな動きを間近で見たい欲が出てきた。
そう。
この人生は夢だらけです。
夢だらけ。
(時折響く虚しい声ならぬかすれた虚しい音はもうどうでもいいのです)
この人生は、夢だらけ。
すべてが砂に還るなら、俺は夢見る砂で構わない。
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