酒蔵最大の敵(?)…それは!
頻繁に壊れる機械類ではありません(いや、壊れると困るけど)。
2日に1回ある留掛の櫂入れでもありません(仕込みタンクへ投入される数百キロの蒸し米を専用の棒で1時間弱かけて撹拌する作業、これはこれできついけど)。
酒蔵最大の敵、それは…
粕、なのデス…!(;´Д`)
どうも皆さんこんばんは。ごあいさつが遅れましたりょーさけです。
昨日の予告通り今日は酒蔵のプチ苦労の模様をお伝えしたいと思います。
皆さんはスーパーなんかで小分けにされた酒粕をみたことがありますか?
どこのスーパーにもちょこっとずつおいてありますよね、白鶴のやつとか。
あれはまあ、せいぜい数百グラムくらいだと思うんですけどもね。
皆様、一回お酒を搾るとどれくらいの酒粕が出るか知ってますか???
多分そこら辺まで知っている人は少ないと思うのですが、一回の搾りで
「数百キロ」
でることがあります。
はい、数百キロです。
具体的にどれくらい出るかは仕込みに使ったコメの量やどんな種類の酒をつくるかによって変動しますが、とにかく大量に出ます。
それを米袋に入れて取引先のトラックが回収に来てくれるまで保管しておくのですが…。
場所をとる!(;´Д`)
たまに爆発して粕から滲み出た汁が漏れる!(; ・`ω・´)
つーかまず詰めるのが非常に手間!!!(;´∀`)
酒蔵は一般的に朝~昼が忙しいんですが、その作業の中に粕整理が入ってくるともう疲労が3倍増しです!!!
しかし、粕を整理しなければ次の酒が搾れません。これは宿命です。
酒をつくって搾って終わりではなく、粕まで処理して一段落なのです…。
しかししかし、非常に手間なのです。
これを読んだ皆様、ぜひ蔵人とイベントで話す機会があったら、
「酒蔵って粕いっぱい出て大変じゃないですか???」
と聞いてみてください。
その人が粕整理に関わっている人ならば、きっと苦笑いしながら「そうなんですよ!(;´∀`)」と言って苦労話をしてくれると思います。
どの酒蔵も大量に出る副産物に手を焼いているのです…。
や、まあ粕の出来方で酒の良し悪しも確認できたりするし面倒なことばっかりではないんですがね!(笑)
とまあ一般の方々があまり知らない(?)酒粕の話でしたとさ。
↑これは昨日アップした本の中身です。
まだ全然読めてない!(;´∀`)
明日はお休みなので、読んで内容を紹介できればと思います…。
ではでは、軽く寝酒を頂いて横になるとしましょう。
おやすみの乾杯!また明日~。
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