酒とともに去りぬ
花巴をトップ画に持ってきたのは、素晴らしく面白くおいしいからです。
「今年から全量酵母無添加」ってなんだよ(泣)
全量純米にも踏み切ってない酒蔵を追い詰めるのはやめてください(泣)
とかいいつつ、うん。
役割分担なのかなあ…。
これは明日触れましょう。
なんか初っ端の天然と人工の話、まじで無駄に喧嘩腰なのが余計すぎる(;´Д`)
違うんだ、私は自然に近い手法で酒を造る方々、それを紹介する方々と喧嘩がしたいわけじゃないんだ。
………明日にしよう!これは。
今日はぽんこつりょーさけの仕事ぶりをご紹介です。
みなさん、「ろ過」って知ってます。酒の。
簡単に言うと、酒に活性炭を加えてちょっと時間をおいたあとフィルターでその炭を濾し取って酒を洗練させるお仕事のことです。
(この「洗練させる」って言い方のなんとまあ歯がゆいこと…おっと、これは別で話さないとまた無茶苦茶なお話になってしまう(;´Д`))
私は今日(昨日)それを担当したのですが…。
なんとまあこのろ過の面白いことか!!!(๑•̀ㅁ•́๑)✧
ぶっちゃけちょっと前まで好きじゃなかったんですけど、今日は本当に面白かった。
ごくごく大雑把に言いますと…。
「ろ過前の酒が入ったタンク(活性炭入)」→「酒待機用の桶」→「フィルター」→「酒貯蔵用のタンク」…の順番に酒を移動させるのです。ろ過は(やり方によっちゃもっと単純ですけど)。
それで、ですね。
何が面白いって、経過順に酒を飲み比べると面白いんですよ。
初めの炭入りの酒は当然炭っぽい。でもこれタンクの上部と下部で発泡感に違いがあるんだよな(上部は炭酸が揮発していくので発泡感が薄い)。
桶の酒は発泡感が強い。
フィルターを通すと炭感が薄くなって発泡感と味がよく分かる…でもそれが貯蔵用タンクに行くと発泡感が…?味が…?
( ´∀`)(;´Д`)(・∀・)(; ・`ω・´)?!
うーん、まるで違う…。
ろ過前とろ過後ではもちろん酒はぜんぜん違うんですが、その途中を見てみるとこれまたすごい変化をしている…。
その変化をうまく操って酒を理想の状態へ持っていく。
今はまだそのレベルには達していませんが、いずれはそうなりたい…。
っていうまともな建前はいいとしてですね(笑)
まーこのことを実際に検証するときって、酒を飲み込みたくなる訳です。
基本利くだけ(口に含んで吐き出すだけ)ですが、やっぱ飲まなきゃ分からんとこってあるじゃないですか。
でも飲みすぎればアルコールが分解されるまで家に帰れなくなってしまうし、何よりその後の仕事の出来が危うい…。でもやっぱ口に含むだけじゃ…。
とか思いながらやってたら今日は酔いが結構危ないところまで行きかけた、って話です(笑)
いやーほんと酒って大変だ。研究するのに何かを犠牲にしている燗が半端じゃない(健康とか健康とか仕事の出来とか)。
でも!
時にやるしかないんだぜ。
だって、面白いから(・∀・)
ふはは。
よっしゃ、抜栓してしばらく立ったら訳わからん味になった花巴に乾杯!!!
おやすみなさーい!
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