ところで 平凡な俺よ
下を向いている 暇はあるのか
はい、どうもりょーさけです。
ハイキュー三十巻、『初恋』より一番かっこいいセリフを頂きました。
作中イチのポジティブキャラが自分の立ち位置を深く自覚しつつ前を向いた瞬間の言葉です。
すげーかっこいい(笑)
ハイキューはやたらと言葉が心に響く漫画ですが、これは個人的にはアイシールド21やダイヤのA以来の出会いです。
もっと前の話を出せばスラダンに遡るのかな、「響くスポーツ漫画」って。
寡聞ながら申し上げれば、スラダンの前後ではスポーツ漫画は全く違っている気がします魔球魔打法、ただのスポ根からの脱却というかなんというか。
現代のスポーツ漫画ってそこらのビジネス啓発本の何百倍も価値がある気がします。教訓や姿勢やかっこよさやその他諸々に関してです。
っていうなんか真面目な話は置いといても、スラダンが印象的だったからその後のスポーツ漫画作者が真似た展開、コマ割りってある気がするんですよね。
ざっとあげると…うーんなんでしょう。
・重要な試合(前)で主将が怪我離脱
・試合会場前で、ライバル校と向き合うような形での啖呵のきりあい(決勝までまけんじゃねーぞ的な)
・人格的に欠点があるキーパーソン
・個人練で猛烈に飛躍する主人公
とか、ですかね?
あっ、だから最近のスポーツ漫画はスラダンには勝てないとかいうわけじゃありませんよ。
最近のスポーツ漫画は…そうですね。
いわゆる「モブキャラ」に近いキャラクターの個性や過去にもぐぐっと迫ってちゃんと描写するってとこが昔と違う気がします。
ダイヤのAのマネージャーに転身しようとする部員の心情変化、それに対する顧問の返答とか、ハイキューの部分部分でのサブキャラのピックアップ(主人公の高校キャラだけでなく対戦校の脇のキャラまでやろうとするからすごい)とかは読み応え、見ごたえがあります。
スラダンでいうと、池上の過去とか野辺の過去まで掘り下げちゃうくらいのもんです。って言いすぎ?最近の方持ち上げすぎ?(;´∀`)
いや、どっちも素晴らしいんですよ。
ほんとに。
はっきり明言はしないけど、スポーツ漫画の作者たちはお互いの作品をすごく読み込んでいるような感じがします。
そういう無言の高め合いの歴史が、きっとまた新たなスポーツ漫画をつくっていく。
語られないリスペクトの連鎖が確かにある気がします。誤解かもしれないけれど。
そういう連鎖が日本酒でもあるといいな。
きっとあるんだろうな。
平凡な新潟の蔵人でさえ、今日一日で新政をすごいと思い、くどき上手をすごいと思い、十九をすごいと思い、菊水にもしみじみすごさを感じながら酒を飲んでいます。
きっとすごい人はもっと飲んでいる。
自分の百倍感じている。
千倍発信している。
万倍酒に活かしている。
そしてきっと億倍(?)失敗している。
そしてやっとおこった1つ2つの成功に心から喜び震えている。
そんな気がします。
平凡な俺は。
上を向いて歩き出すしかないのです。
今日飲んだ全ての酒に、乾杯。
やるしかない。
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