酒(蔵)についてのノート

どうもこんばんは、りょーさけです。

菊姫の鶴乃里を中華と一緒に頂いております( ´∀`)

単体で飲むとちょっと「ん?」ってなることもある菊姫ですが、豆板醤甜麺醤などの「甘辛+深み」があるような調味料と合わせると抜群に良いですね!

酒の後味の複雑さと深みの部分がとても相性がいい感じです。



さて、最近あんまり蔵のことについて書いてなかった気がするので、そこら辺について書こうと思います。

僕が酒蔵に勤めてみて気づいたことをつぶやき形式で何個かあげてみます。

今日やってみて「あ、まだまだかけるなこれ」って思ったら明日もこれについて書こうかと思います(・∀・)

ってことで、酒蔵についてのノートを始めまーす。





酒蔵の仕事って7割位は掃除だ。蔵をキレイにしているかどうかでその酒蔵のレベルが分かると言うけれど、多分本当だ(だからもっと掃除頑張らないと(;´∀`))



櫂入れ(大きいタンクの中のもろみを撹拌する作業)って、見た目通り…いや、見た目以上にきつい。マジできつい。三段仕込みの最後、留掛けでちょっとでも手を抜くと次の日まじで櫂がもろみに入らない。長時間放置されたリゾットのようだ。



酒蔵に入った蔵人が仲良くならなきゃならない最初の友達は、ホースだと思う。酒を移動するのに用いるのはホース、タンクを洗うときなんかもホース、ろ過器や圧搾機なんかの複雑な機械の各部分をつなぐのもホース。

ささっと出して刺さっと片付けられるようになるまでまあまあかかる。長いと地味に重い。



酒蔵って、午後は案外暇だったりする。

ということはもちろん午前中は忙しいのだけれども、逆よりは楽かなあと思っている。

出勤してから4時間位が勝負。その間に麹の世話、蒸米移動、ろ過、上槽、洗米などなど重要な仕事がドドーっとくる。朝が弱いときつい。




貯蔵タンクの下側に酒を移動するときのための出口が2つあって、そこに金属出できた出入口パーツをつけて使用する。使用するのだが、いつになってもこの出入口パーツをはめる時ドキドキする。だってコレはめるのをミスったらそのタンクに入ってきた酒が全部漏れてロスになってしまうのだから!大変な損害になってしまう…。

ということでこのパーツを(多分必要以上に)グッと締めるのだが、結構な確率で先輩に「無駄にきつく締めすぎ!」と突っ込まれる。いつになったら最適な加減で、かつハラハラせずに締められるようになるのか。謎。




酒を仕込むタンクって案外大きくて背が高い。

夢中で櫂入れをしていて若干足を滑らせ、ひやりとすることもある。

安全対策は急務だけれど、現状「気をつけてやる」意外にないのが苦しい。




搾りたての酒と、そこからろ過、火入れ、瓶詰めを経て出荷される(同じ)酒はもう全く別物である。これが同じであればあるだけ消費者の手に渡った時に感動があるのだと思う。例を挙げるなら、生でも火入れでも変わらずフレッシュでエネルギッシュな而今のようなお酒は、おそらく醸す技術だけではなくてその後も素晴らしいのだと思う。

一歩ずつ、そういったレベルに近づいていかなければと感じている。




酒蔵に勤めているからと言って、みんな日本酒が好きだとは限らない(むしろ好きな人は少ない気がする)。先輩からきいたところによると、清酒学校(新潟にあるやつ)に酒蔵から派遣されて勉強しに行く人でも酒が好きではない人もいるらしい。

よく考えてみれば、パン屋が全員パンを好きなわけじゃないし、農家が全員米がすきなわけでもない。当たり前なんだけど、でもなんかちょっとショック。何故かショック。

たぶん自分が日常的に酒について話ができる人を求めているからなのだと思う。

そのうち酒が好きな後輩が入ってくるといいな。




古い酒蔵だけかもしれないけれど、本当にモノが、建物がよく壊れる。「えっ、ここが?!」みたいなところが壊れる。大事だけど、でもなんか笑ってしまうこともしばしば。何か一山当てて蔵を全部改装…なんてできそうな機会は、今のところない。




飲み会で従業員女子に一番人気だった飲み物が「澪」で、少し、ほんの少しがっかりした。

そう、ほんの少し。ちょっぴり落ち込んだ。そんな必要はないし、むしろそのことから今後の商品開発に関して学んでいかなければならないのだけれど、うん、ショック。





自分が2つの蔵に勤めてみて、あとさまざまな関係者に話を聞いてみてだけれど、酒蔵は人の入れ替わりが激しい。繁忙期に助っ人で入ってきて1週間で何人かいなくなる…とかまあまあある。

次から次へと蔵を変える風来坊のような人もいるらしい。

もう少し人員が定着したら、もっと仕事が楽になったり、プラスアルファのことができるようになったりするのになあと思う。

ということで、すこしずつ自分がこの冬経験したことをマニュアルのようなものにまとめていけたらなあと考えている。

考えては、いる。




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とまあ、こんなもんです(;´∀`)

まだまだあるので明日も書こうかと思います。




ほんとね、酒蔵に勤めることができているのはありがたいことなんです。

ことなんですが、それでも疲れはあるし、もやもやはあるし、トラブルもあります。




でも楽しいから続けますけどね!!!(๑•̀ㅁ•́๑)✧


ではではおやすみなさい。

また明日ー!





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